これがリーベリースタイル

遊びの中で触れ合う芸術教育

素直な感性を自然に開いていくために徹底した、”子どものため”の教育を実践

園では、一週間の子どもたちの生活リズムを考えながら、水彩画や、織物、蜜ろう粘土などの芸術活動が行われています。 具体的なかたちを教えるのではなく、自然な色彩の自由な広がりを体験し、指先の感覚を味わい、子どもの感性や想像力を高めていく活動です。

大切なのは、規則正しいリズムで毎日の保育がくり返されること。
例えば水彩画は火曜日、水曜日は蜜ろう粘土とリトミック、木曜日は織物・・・といった具合です。 規則正しいリズムは、子どもの心を落ち着かせ、子どもが自分の意志で自然に模倣し、想像力豊かに遊びを創りあげていくことができるようになるのです。

自然の中の光や色を経験する「水彩画」。
絵の具の色は透明感のある、あらゆる中間色が作られるような色調を選びます。ぬれた紙の上に水彩し、上手に描くというよりも、薄い水の層のなかでまざる色の変化や明暗を体験します。揺れる色彩体験が、子どもたちのこころを柔らかくひらいていきます。

にじみ絵って楽しくって気持ちいいね!
水彩画 クレヨン画
にじみ絵(水彩画)は、画用紙の上に広がる自由な色彩体験と共に心の開放を生じる治癒的な効果を与えます。 また四角いブロッククレヨンは、無公害の蜜ろうからできており、割れにくくべとつきません。
ブロック面によるし気合の混じり具合やグラデーションを感じ取ることにより、人の心と心の融合や交じり合いをも感じ取る感受性を養います。 使用するのは共に三原色で、そこから生まれる無限の色は、子どもたちの創造性を発達させます。

織物機
織物をすることにより、手先を使い脳に刺激を与えます。いろいろな色の毛糸を選び、配色を考えることにより色彩感覚も養います。
そしてなにより編みあがった織物をポシェットやテーブル敷きに作成した時、物を作り上げる喜びを感じることができます。

蜜ろう粘土

みつろうからできている蜜ろう粘土は天然素材で、口に入れても無害です。
掌の中で硬い粘土がやがて体温で柔らかくなるまでの根気。柔らかさからくる優しさ、安堵感。これら透明感のある素材を使って造形する喜びを感じ取ります。

屋内外で楽しみながら育む運動感覚

子どもたちの運動感覚や平衡感覚を育てるために、屋内外での自由遊びの中で、さまざまな自然の道具を用いて、たくましく自分の意志で遊べるように指導します。砂場やブランコ、滑り台、アスレチック、石ころ、木登りも出来ます。

そのほか、「エポックボール」(ボール運動)、歌と踊りのリズム遊戯(ライゲン)や音楽に合わせて行うリトミックなども行います。 現代では早期教育に重きを置いている部分もあり、文字や数量など「思考」をかきたてるようなことがうたわれていますが、そのようなことは幼児期にはまだ必要がありません。十分眠って、たくさん食べて、たくさん体を動かすことが大切です。

自然素材遊具の使用

遊具、楽器、教材は自然素材のものばかりというこだわり。
先生の手作り人形遊具もいっぱいです。その他、木のおもちゃ、クルミ、ドングリ、布など素朴なものを使用することで、ファンタジーをかきたてることにつながります。
形の決まったものは、子どもに大人の概念を押しつけることになりがちです。 子どもの心にファンタジーを育む、本物の遊具だけを使用します。

食べれるクレヨンって美味しいの?
木の車、クルミ、ドングリ、シルクの布・・・お部屋の中には、自然素材のものばかり。 子ども達が使用する、蜜ろう粘土や、蜜ろうクレヨンも安心。
時々誰かの歯型がついていることも。教師の手作り遊具や楽器もたくさんあります。
子どもたちに自然素材のぬくもりと、教師の愛、そして、本物の環境を日々伝えていきたいと思っています。

メルヘンは心のミルク

グリム童話や日本の昔話を、絵本や道具などを使用せず、話し言葉で繰り返し伝えます。
ろうそくの下、小さな声で淡々と語る中で心の奥深く、ファンタジーを育みます。
物語は、子どもたち自らが指人形遊びやテーブル劇に展開していきます。

愛とぬくもりの幼稚園
メルヘンやお歌、ライヤーの音色 静かによいお耳で聴こえるよ

”おはなし おはなし はじまるよ~♪”先生の歌声と共にメルヘンタイムが始まります。
淡々と穏やかに小さな声で語られるお話に耳を澄ます子ども達。 じっと聞き入る言葉は心の中まで伝わっていきます。様々な音が溢れ遠慮なく飛び込んでくることは、子どもには遮断できません。 これらの刺激は、心の不安定さをも生み出してしまいます。

たくさんのおもちゃや、TVから溢れる情報が子どもを喜ばせるものではないのです。
身体を使って、感覚を使っての遊びの体験の中でこそ子どもは自分の欲しているものをつかみとるのです。 子どもは静かな空間を望んでいます。穏やかな時間の中で、集中して遊ぶ楽しさをみつけます。 大好きな先生の語るメルヘンは、子どもの心にすーっと澄み込み、ファンタジーを広げて、心を満たします。

幼稚園訪問をして下さった、小学校の先生方が伝えてくださるのは、”小さな声で話しても、よく聞こえているのですね”という言葉です。
大きな声で話すより、小さな声で語ることで、耳を澄まして”聞こう”とする姿勢が育ち、毎日の繰り返しの中で身についた集中力は、後の児童期の学習の大きな支えとなっていくのです。早期知育教育を受けていない子ども達は、ひとつひとつの授業が新鮮で先生の話を一生懸命聞いているのです。
そして、幼児期には先生やお母さんの生の声が一番。複雑な音階もまだ必要ありません。わらべ歌にも似たレミソラシのペンタトニックの音階や、ライヤーの音色、鈴の音色を用意してあげましょう。きっと子どもたちは嬉しそうに答えるでしょう。”静かによいお耳で聴こえるよ♪”

健康で丈夫なからだ作りを推進する幼稚園
サッカーよりも面白いね!(エポックボール)

’エポック’とは、新時代を開くという意味があり、将来を背負っていく現代の子どもたちを育てたいという願いから、 ボール遊びに留まらず、身体を動かすという原点を大切にした活動を取り入れています。
片足で立つ、ねじり歩きをする、大股で歩く、後ろ向きで歩くなど大人にしてみれば本当に簡単なことでも、子どもにとっては大変難しいことなのです。
初めは、できなくても繰り返し行っていく中で、少しずつコツをつかんでいきます。

また、講師の動きは、機敏で子ども達にとってはとても大胆に見え、憧れ真似しようとします。「僕だって○○先生みたいに出来るもん!」と意欲的に行っています。そして、これらの活動を通してバランス感覚を身につけていくことも出来るのです。

木登り名人発見!竹馬もできるよ!(遊びの中で培われる運動感覚)

園庭には、いくつかの大木があり、子どもたちの格好の遊び場です。 自分の手に届くあたりの枝に手を伸ばしたかと思うと、おもむろに登り始めます。 うまい具合に足をかけられず、すぐに落ちてしまう子もいれば、ヒョヒョイッと登って行く子もいます。
誰かが教えるでもなく、自然と挑戦する姿がよく見られます。すぐに落ちてしまう子も諦めず、何とか登ろうといろんなところに手をかけてみたり、足をかけてみたりしています。

登りきったときの満足そうな子どもたちの笑顔はキラキラ輝いています。木登りは危険とも思われがちですが、体験して学ぶこと、身につけることがたくさんあるので、教師はあえて止めさせたりせず、見守ることを大切にしています。また、竹馬や縄跳び等も取り入れています。

なかよしリトミック

リトミックは、身体運動を音楽にあわせて行うことによって音楽リズム、拍子、ダイナミック、強弱を全身で理屈ぬきに 自然に養っていく音楽療法です。
生活の中に楽しく音楽が入り込んでいける幼児のための育児プランが組み立てられています。
また、ピアノだけでなくシュタイナー教育の音楽環境を導入、ライヤー、鈴や拍子木などの手作り楽器様々な楽器を導入し、子どもたちの心が開かれていく大切なひと時となっています。

毎回リトミックは、ストーリー仕立てで進んでいきます。子どもたちはねずみやうさぎ、小人など様々な登場人物になりきって楽しんでいます。また、感性を研き澄まして聞こえてくる音の強弱やリズムに合わせて動くことも楽しみながら自然に身についています。

内閣府子ども・子育て支援新制度
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