総純寺学園 個性を尊重し⾃然・芸術教育の中で愛と意思を育てる⾃由への教育

〈公認〉学校法人 総純寺学園
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よくある質問

運動会って子どもにとって本当に必要なのでしょうか?

「運動会って子どもにとって本当に必要なのでしょうか。」ある先生の一言が、考えるきっかけになったのです。
暑い夏の時期に、重い鼓笛の楽器を持って何度も何度も練習します。年少さん達は、そんな年長さんに憧れながら、おりこうに待っているのです。 先生も一生懸命、子ども達も一生懸命、晴れの舞台では、よい演奏に保護者も先生も涙して感激したものでした。 夢中の時には気付きませんでした。当然周りの幼稚園も、皆同じように取り組んでいました。
ところが、子どもの視点からほんとうに幼児期の子どもの成長に、今必要なことなのだろうかと、立ち戻って考えてみると疑問がわいてきました。 大人の自己満足だけで子どもには、負担をかけているのではないか、大きな音でマーチングすることより、子どもの耳に優しく働きかける音が大切ではないか。
年間のリズムに呼応した意味ある行事であるのか・・・今まで見えていなかったことが浮き彫りになりました。 先生方皆で考え、少しずつ形を変えていきました。楽器を変えて、オリジナルの鈴や拍子木、水笛を使ったリズム表現を取り入れる、幼児期にはまだ早い競争はやめて親子の取り組みし、時間も短縮する工夫をしてとても良い方向に向かいました。 しかし、何年か後に保護者の皆さんとの意見も同様に”運動会はやめましょう”という結論に至ります。 幼稚園の保育の中で大切にしている、子どもの心の安定を生み出すリズム(一日のリズム、一週間のリズム、一年間のリズム)に呼応した行事を基本にして考えていこうとする、大きな第一歩でした。
身体をつくることがお仕事の子どもには毎日たっぷり遊べる時間がなにより大切です。行事のために練習時間を費やし疲れきってしまう時間の過ごし方はもったいないですね。

バスコースはどこを通っているのですか?

●わかくさ幼稚園

現在大型バスと3台と小型バス1台で、岐阜市内及び隣接市町村近郊を、8コースに分けてバス送迎しております。

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●清流みずほ幼稚園

現在大型バス3台で、瑞穂市及び隣接市町村近郊を、5コースに分けてバス送迎しております。

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給食の食器が、他の幼稚園と違うって聞いたのですが?

他の幼稚園がどのような食器を使用されているのかわかりかねますが、食器においても当園では、“本物の環境”の一環とみなして陶器の素朴な味わい深い器(陶芸作家の方に一枚一枚作って頂いた器)、汁椀は木製の漆塗りのお椀を使用しています。
割れない食器が子どもには当たり前と思われた時代もありましたが、割れることを体験したり割れないように気を付けて使うことを知ることの方が教育には必要なことです。また、子どもにとって土や木から作られた温かみのある食器は、冷たい加工食器よりも子どもの本来の感覚に伝わります。
何でも感覚で受け止める幼児期だからこそ本物を使うことは重要です。

チャイムは無いって本当ですか?

チャイムというのは学校のチャイムのようにスピーカーから流れる機械音のことを想像しますよね。幼稚園では、“本物の環境”を追求しています。
音に関しても同じです。先生たちから発する声が子どもにとっては一番安心します。そのため一日の流れは、先生がうたう歌によって流れていきます。
また、優しい鈴をならすこともありますよ。

メルヘン教育って何ですか?

毎日愛情深く教師によって繰り返し語られるメルヘン”昔話やグリム童話”は子どもたちにとって心の栄養となり、人が生きていくための大切な道筋や夢に溢れているものです。長く語り継がれてきたお話の中に心理が含まれ心も楽しくなり、集中して耳を傾ける子どもたちの姿は、輝いています。また毎日お話を聞くことによって、将来における『人の話を聞く』姿勢も身につきます。

保育参観ではなくて、保育参加って何が違うのですか?

「毎日わが子はどんな風に遊んでいるのかな?」と感じているお母さんも多いと思います。誰もがわが子の園での様子が気になるところでしょう。
そこで、当園では、「保育参加」を行っています。よくある「参観」という形で、大人がずらっと並んでいては、子どもたちも萎縮してしまい、日頃のありのままの姿を見ていただくことが出来ません。何より、「見せるため」の保育ではありません。
「保育参加」では、温かい家庭の雰囲気を大切にするため、編み物、縫い物などの手仕事をしながらお母さん先生、お父さん先生になって幼稚園生活を子どもたちと共に体験していただきます。
逆にお片づけの時などは、「お母さんは、分からないから教えてあげないとね!」得意げに話し、子どもたちが率先して「これはここに片付けるの」「こうするんだよ」などと教えてくれます。このときばかりは、子どもたちが保護者の先生です。お母さん・お父さん先生が来てくれることを楽しみにしていますよ。

曜日ごとの保育プランは意味があるのですか?

1年のリズムの中での季節の行事、月のリズムの中での季節のおやつづくり、幼稚園では、リズムが繰り返され、子どもの生活が安定するよう考えています。
週の始まりは家庭から戻って子ども達を自由あそびを通してゆっくり受け取ります。翌日の火曜日は水彩画。おへやの机や画板の準備をみつけて”今日は水彩画だね~”すっかりリズムも身についています。水曜日は動きのある活動のリトミックや散歩、木曜日はクレヨン画、そして週の終わりは皆でお仕事の日です。おへやをきれいにしたり、クレヨンをオイルのついた布で磨いたり、先生と一緒に張り切ってくれます。
このように毎日、曜日によって決められた保育プランは自然な形で子どもの期待感につなげていきます。繰り返すことの安心感が子どもの力になり”やってみよう”の意志力になります。集中する”静”の時間、発散する”動”の時間。
呼吸をするように用意されてこそ、しっかりと身体の育ちが生まれるのです。人が育つ為には、繰り返しの経験が必要です。その上で行動が習慣づけられ、不安なく心にもゆとりが生まれ、先への見通しがついていきます。子どもたちは、その力が楽しさ、次への期待になって、遊びの世界をどんどん広げていくことになるのです。

1クラスの人数が少ないように思うのですが?

1クラスは、年長児、年中児、年少児が混合で20~25名程います。
通常のクラス編成ですと横割り(同年齢)のクラスなので1クラス35名(年中・年長)になります。25名の少人数にすることによって、一人ひとりに目がゆきとどきやすく関わりも多くあります。
まるで小さな社会のようで、兄弟姉妹がいるようです。少子化で子どもが少ない時代であり人間関係も希薄になりがちな世の中で幼い時から“たてのつながり”の中で人間関係を学ぶことはとても意義があり教育効果が高いと言われています。その教育効果が最大限生かされるほどよい人数が上記の人数と言えます。

「お預かり保育」の時間はどのくらいまでですか?

家庭的な雰囲気の中、ピンクのお部屋、積み木のお部屋での遊び。
クレヨン画やあやとりなど保護者の方がお迎えいらっしゃるまで、幼稚園の先生が保育します。 幼稚園の手作りおやつをいただき、お友達と一緒にすごしておりますので寂しくないですよ。

  • 早期預かり保育 登園時間(8:30)以前のお預かり 7:30~8:30
  • 延長預かり保育 降園時間(14:30)以降のお預かり 14:30~19:30
  • 土曜預かり保育 土曜日の預かり保育も行っています。 7:30~17:30
幼稚園に別荘があるって聞いたのですが?

春、夏、秋、冬と四季の移ろいは私たちに宇宙のリズムと色彩を伝え、包んでくれます。それも自然な流れを保ちながら。 「自然との共生」が口に久しくなりますが、これは自然の中に解き放たれてこそ、実感するものでしょう。
「親と子、手をとり合って自然の中へ迷い込んでみませんか・・・」そんな思いを込めて、郡上市のしらおの地に法人の研修施設として、「くるみの森ネーチャーランド」を設け、「楽悠舎」(宿泊施設)を開所致しました。 その後、多くの子ども達が集いご家族での利用も重ねてきました。
くるみの森は山間の静かな場所に、川の流れの音と鳥の声だけが響く心地よい環境にあり、アミューズメントパークでは体験出来ない貴重な 体験ができます。スキー場や温泉にも近く、家族での宿泊にも最適です。

「ときどきファーマー」はすごくお得だって聞いたのですが?

トキドキファーマーは、文字どおり週末に農業をする人のことです。
農業をやってみたくても、土地や道具がなくて実現できなかった方のために、池田町の小高い土地に大自然に囲まれた場所を紹介します。
鹿や猪などの動物も出没するような場所ですが、静かで眺めは最高です。無農薬で安全な野菜を子どもたちに食べさせられるだけでなく、副業、お小遣い稼ぎ、アウトドア、土いじり、大自然、肥満気味の方、癒しの時間がほしい方などどんな理由でも構いません。
この空間であなたも野菜づくりを通じて自然とふれあってみませんか?

この教育で、どんな力がつくのですか

園では、暮らしのなかで静と動のメリハリやリズムをとても大切にしています。
外遊びでは思い切り活動的に、しかし教室では静かに集中できる時間や環境を作ることで、人の話を集中して「聞ける」子どもになります。その力には小学校の先生たちも驚かれる程。
また小学校に入り、美術や音楽などを「楽しんで自ら行う」能力を発揮します。実はスポーツで秀でた成績を上げたり、科学や芸術分野で成功している卒園児も多いのですよ。

早期教育は必要ないの?

最近は「幼児期だからこそ文字や英語を学ぶ必要があるのでは?」とのお考えを持つ保護者がいらっしゃいますが、幼児期に知的教育は必要ありません。
その時期に必要なのは、自発的な体験による「心を育む行為」です。文字は小学校に入ったら、すぐに覚えます。まったく心配ありません。

祈りの時間は必要ですか?

毎日、心静かに、まわりのものへの感謝をあらわすお祈りで深呼吸する時間があります。 カーテンを閉め、あたりを少し暗くして、ろうそくに火を灯します。
静かな雰囲気を大切にしながら呼吸を整え、やさしいお祈りの言葉を唱えます。目に見えないものへの感謝の気持ちをたたえながら、心静かな瞬間を味わうことは、心の安定につながります。

繰り返しのリズムは何故大切なの?

1年のリズム、1週間のリズム、中でも毎日の園生活のリズムとその繰り返しこそが、子ども達の肉体の形成に大きく影響します。
内と外、集中と拡散のリズムを毎日くり返すなかで、子どもの心の調和、安定が促されます。同時に集中力が増し、落ち着いて集団活動ができるようになるのです。こういったことが小学校での授業態度にもよい影響となっています。

季節感覚ってなんですか?

園には年間を通じて「季節のテーブル」と呼ばれるディスプレイコーナーがあります。ここでは春夏秋冬の季節感を表現し、四季の移り変わりや、自然のめぐりを子どもが身近に感じるように構成します。
同時に、季節を一過性のものだけととらえず、移り変わる四季のつながりや、四季の違いがイメージできるよう、さまざまな工夫をします。
またテーブルの上に飾られるシンボリックなグッズなどの話も、やさしく繰り返し物語ることで、色彩や、自然への感受性も育まれていきます。

たてわり保育って何故いいの?

園では、異年齢時の混合クラスであるたてわり保育を行っています。
そこでは、子どもたちの豊かな”模倣で育つという力の原理”が大きく働きます。その気持ちに従って、自分もお兄ちゃん、お姉ちゃんのようにしたいという欲求が出てきます。
子ども同士の小さな社会の中で、子どもたちがそれぞれの性質やタイミングを半ば直感的に認識し、知らない間に子ども自らが”今、必要なこと”や思いやりを教え合います。それは年齢を超えた子ども同士が一緒に居る「場」でこそ、なのです。

シュタイナー教育とは?

R・シュタイナー博士の教育理論である”幼児期の教育がその後の人生に決定的な影響を及ぼす”との展望に立ち、幼児期の本質を考慮した豊かで、きめ細かく気高い教育実践。
幼児の立場から色彩、リズム、遊び、音楽、遊具などにも気を配り、メルヘンや人形劇など感性を育むことを大切にしています。
シュタイナー学校は、現在60カ国に広まり、ドイツでは最先端の教育としてユネスコのプロジェクト校にも指定されています。